葬儀 相続 遺産分割

末期胃癌と父の最後の半年と葬儀 NO10

私と母、親戚が見守る中、遺体を入れた棺桶が、焼き場の炉に入った。
私は悲しむ母の肩をそっと抱き寄せた。

痛いのは嫌だ。痛み止めにモルヒネの強いシップが使われた。焼けたあとの骨にモルヒネと金属入れ歯の部分だけがピンク色をしていた。

亡くなる半年前最後に父に会ったとき、こちらで働こうかと言った私に父は東京で働けと言った。
もしもうダメだって時は救急車を呼んで乗っていくから簡単なもんだ・・・・と言って笑っていた。

結末は全く違ったものになったが、父は本当に亡くなった後の私と母のことを考えて、言い方は悪いが最小限の費用であの世へ旅立った。(後で母から聞いた話だが11月、12月の医療費は12万円だったそうだ。)

焼けた後の骨を見て、焼ける前の(生前の))父の笑った全体像が骨全体とオーバーラップした。

骨は残っていたが、箸で親戚一同でちょっとずつつまんで骨壺に入れると、ぼろぼろと崩れ去った。7,8割骨壺に入れると残りは、火葬場(市で運営している火葬場で費用は無料)のほうで処理するということだった。

一通り儀式が終わった後、再び親戚一同会館へ戻り、僧侶のありがたいお話を聞いて、お弁当を食べて夕方解散となった。

1月5日 PM8:45死去、6日通夜、7日告別式・・・初めての喪主・・・・
最速の3日間だった。

翌日から正月休み明け、役所も開く・・・・明日から役所、年金事務所への届け出で別の忙しさがはじまる事となった。

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